首席が教える東京科学大学(旧 東工大)対策(化学編)
「東工大化学って、どんな問題が出るの?」
「理論・無機・有機、どの分野を重点的にやればいいかわからない。」
「大問が15題もあると聞いて、どう対策すればいいか不安。」
この記事は、そんな東京科学大(旧 東工大)志望のあなたに向けて書いています。
はじめまして。
私は科学大塾で塾長をしている現役東工大生です。
主な経歴としては、東工大オープン全学院中一位や、東工大に全学院の首席で合格したことがあります。
この記事では、東工大化学の具体的な対策について書いていきます。全体像については、こちらの記事で書いております。
難易度・位置づけ
東工大化学は、物理と比べて東工大らしい癖のある問題が多い教科です。
一方で、毎年ほぼ同じ形式の問題が出題される傾向があるため、過去問演習をしっかり積むほど得点が安定しやすいという特徴もあります。
また、化学は他の教科よりも問題数が多く、年度ごとの難易度のブレも比較的小さいという意味でも、点数が安定しやすい科目です。
そのため、化学で点数を安定させられると、数学や物理の出来が多少悪くても合格最低点に届きやすくなります。
安定して東工大に合格する上では、化学で高得点(具体的には100点程度)をとれるようにするべきでしょう。
出題構成
第Ⅰ問、第Ⅱ問、第Ⅲ問の三部から構成され、それぞれ大問5題からなります。
例年の出題分野は、ほぼ固定されていて、
- 第Ⅰ問(1~5):理論化学、無機化学
- 第Ⅱ問(6~10):理論化学、無機化学
- 第Ⅲ問(11~15):有機化学
という構成になっています。
3分野すべてから均等に出題されるため、得意・不得意の偏りをなくしておくことが大切です。
1分野だけを集中的にやっても、残り2分野で大きく失点してしまいます。
試験時間は120分です。(令和10年度からは90分に短縮されます)。

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解答形式の特徴
東工大化学には、大きな特徴が2つあります。
①全問「解答のみ」を書く形式
計算問題も含めて、すべての問題で解答の数値だけを記入する形式です。
これは一見楽に見えますが、計算ミスをすると途中点が一切もらえず、その問題が0点になってしまいます。
また、数学と異なり化学は時間に余裕がありません。
そのため、計算問題はただ解けるだけではなく、素早く正確に解けるようになるまで演習を積みましょう。
②6択の選択問題
もう一つの特徴が、6つ程度の選択肢から正しいものまたは間違っているものを1つか2つ答えを選ぶ選択問題です。
これが東工大化学で一番独特な問題だと思います。
一見すると「選ぶだけで楽」と思うかもしれませんが、選ぶ個数が1つか2つか分からないので、通常の選択問題の様には消去法を使えません。
そのため、消去法を使わなくても、それぞれの選択肢の正誤が分かることを目指しましょう。
選択肢には、基本的な知識だけでなく、公式の適用条件や検出反応の詳細などの深い理解を問うものが多く含まれています。
そのため、「なんとなく覚えている」程度では正解を選びにくく、問題集などでよく問われる知識だけではなく、その周辺の細かな内容もおさえておく必要があります。
分野別の対策
理論化学
単なる公式暗記ではなく、深い理解が要求される問題が多く出題されます。
選択問題で特にその傾向が強く、丸暗記だけでは太刀打ちできないことがあります。
勉強するときは、式や法則を「使えるようにする」だけでなく、「なぜそうなるのか」を追いかけながら学ぶ習慣をつけましょう。
無機化学
無機化学は細かな知識まで問われる傾向があります。
教科書や参考書の隅々まで押さえておく必要があり、3分野の中でも知識の網羅性が最も求められる分野かもしれません。
見落としがないよう、一度仕上げた後も定期的に復習して記憶を維持することが大切です。
有機化学
有機化学では大きく分けると、知識を問われる問題と構造決定問題の二種類が出題されます。
知識を問われる問題については、無機化学と同様に細かな知識までおさえておきましょう。
構造決定問題については、考え方のコツをつかめば少ない労力で得点源にすることができます。
構造決定問題が苦手な人は、早い時期に集中的に時間をとってできるようにしておきましょう。
具体的な勉強法
まずは重要問題集レベルが完璧にできるようにしてください。
東工大化学はそれ以上の特殊な問題集が必要になる教科ではなく、標準的な問題集を丁寧にやりきることが基本です。
重要問題集レベルが仕上がったら、早めに過去問演習に移ることをおすすめします。
化学は毎年形式がほぼ同じなので、過去問を多く解くほど問題の雰囲気に慣れ、本番でも落ち着いて解けるようになっていくはずです。
また、東工大化学は処理量が多い試験です。
問題集を解くときから、時間がかかっても計算ミスをしないことを最優先に、検算を必ず行う癖をつけておきましょう。

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