東京科学大学理工学系 合格最低点の変化と考察(2026年度)

はじめまして。
私は科学大塾で塾長をしている現役東工大生です。
主な経歴としては、東工大オープン全学院中一位や、東工大に全学院の首席で合格したことがあります。

今回は、東京科学大学(旧 東京工業大学)の、令和8年度(2026年度)合格最低点が発表されたので考察していきます。
合格最低点は志望学院を決めたり、目標点を決める上で必須の知識なので、東工大志望の受験生には必読の内容です。

※本記事は一般入試を対象としています

令和8年度合格最低点

まずは、令和8年度(2026年度)の合格最低点を見てみましょう。

(引用元 https://admissions.isct.ac.jp/ja/013/undergraduate/data)

合格最低点の推移

今までの合格最低点との変化を見るために、折れ線グラフを作成しました。

(データ元 https://admissions.isct.ac.jp/ja/013/undergraduate/data)
※縦軸が300から始まっていることに注意してください。

以下、図から読み取れることを書き出してみます。

  • 全学院で、R8はR7より合格最低点が下がっている。(特に理学院が大きく下がっている。)
  • 学院ごとの難易度(合格最低点)の順番は、ほとんど変わっていない。

合格最低点の推移の考察

令和8年度は、配点の大きな数学が難化したことで、合格最低点が全体的に低下したと考えられる。

令和7年度から令和8年度にかけて、理学院だけが大きく合格最低点を下げた理由は、主に二つ考えられる。
一つ目は、理学院には数学系があり、数学の得意な受験生が多く受験しており、数学の難化の影響を大きく受けた可能性がある。
二つ目は、令和7年度から令和8年度にかけて、理学院の人気(志願者倍率)が他の学院に比べ、大きく下がったことである。
これは、令和7年度の理学院の人気が特に高かった側面もある。
(詳細な志願者倍率のデータは、記事の最後に参考として掲載している。)

※R8から共通テストの足切り倍率が4倍から3.5倍になり、二次試験を受けられる人数が減りました。
しかし、この変化によって足切りにあってしまうような、共通テストの点数が低い受験生は、二次試験の合格率は極めて低いと考えられます。
そのため、足切り倍率の変化が合格最低点に与えた影響は限定的でしょう。

受験生が今後どのように学習していくべきか

ここまで考察を色々と書いてきましたが、すべて結果論であり、来年度以降の合格最低点の確定的な予想は不可能です。
こんなことを言ってしまっては元も子もありませんが、合格最低点が何点であろうと、より高い点を取れたほうが合格確率が上がるはずです。
そのため、合格最低点はあまり気にせず、目の前の問題を一つずつ確実にできるようにすることに集中すべきだと思います。
目の前の問題をできるようにする作業に集中し、他の受験生よりできる問題が増えれば、自ずと結果はついてくるはずです。

昨年度の記事はこちら

東京科学大学(東工大)の難易度が急上昇!?:令和7年度の合格最低点の変化

令和7年度の東京科学大学(旧 東京工業大学)合格最低点を徹底分析。全学院で大幅上昇した理由や女子枠増加の影響、情報理工学院・理学院の難化傾向を解説します。

東京科学大学を受験予定の方へ

2027年度入試で数学Aの出題範囲に関する記載が変更されています。
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【参考】志願者倍率の推移

※R8に全学院で志願者倍率が低下しているのは、足切り倍率が4倍から3.5倍に下がったことにより、足切りに合うのを警戒して、共通テスト後に出願校を下げた受験生が多くいたためと予想される。

投稿者プロフィール

塾長 佐瀬