東京科学大(理工学域)物理2025(令和7年):東工大首席が解説
はじめまして。
私は東京科学大専門オンライン個別指導:科学大塾で塾長をしている、現役東京科学大(旧 東工大)生です。
主な経歴としては、東工大オープン全学院中一位や、東工大に全学院の首席で合格したことがあります。
今回は、2025年度の東京科学大(理工学域)(旧 東京工業大)物理の過去問を解いていきます。
全体を通しての所感としては、2024年度に引き続きかなり難しいセットだったと思います。
第一問の力学は2023年度以前の簡単だったころと同じ難易度で、最後の(i)以外は得点しておくべきだと思います。
第二,三問は2024年度と同様にかなり難し目だったと思います。
物理の問題として立式する難しさに加え、計算量もかなりありました。
今回のセットを私が受験生として解くなら、第一問の問題を最後の問題以外すべてと、第二問の〔A〕までと、第三問の(f)までを解いて、100点弱の点数を狙うかなと思います。
2025年度の問題を見るまでは、2024年度がイレギュラーとして難しかった年で、2023年度以前が標準的な東工大の難易度かと思っていました。
しかし、2025年度の問題は2024年度と同等に難しかったので、もしかすると2026年度以降も2024,2025年度の難しい傾向が続いていくのかもしれません。
第一問
第一問は東工大の過去問に類題の多く存在する、遠心力に関する問題です。
今回のセットで一番簡単な問題なので、確実に高得点を狙いたいです。
〔C〕では、微積物理に関する問題が出ています。
東工大の物理では昔から、〔C〕のようにΔを使って微積物理をやらせる問題が頻出です。
微積物理で微積物理を使わないで解ける問題を解けるようになる必要はありませんが、Δを用いた〔C〕のような問題を解けるように、a=dv/dtなどの微積物理の公式を知っておくとよいでしょう。


第二問
第二問は個人的には、このセットで一番難しいと思います。
〔A〕は基礎的な内容なので完答すべきですが、〔B〕以降がかなり難しいです。
コンデンサーの間の導体版が動くという状況を、正確にイメージできたが勝負の分かれ道かと思います。
誘導の意味を考えるのも大切でしょう。


第三問
第二問は(f)までは比較的典型的な問題なので、ぜひ得点したいところです。
(g)からはエンタルピー(Hのこと)についての問題で、エンタルピーのことを知らないと少し難しいと思います。
(g)で誘導の意味が理解できるかが勝負の分かれ道でしょう。
余談ですが、2025年度入試から新課程に変わり、化学でエンタルピーが登場するようになりました。(物理には登場していません)
その影響で物理でもエンタルピーを出してみたのかと思います。


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