東工大首席の合格体験記

はじめまして。
私は科学大塾で塾長をしている現役東工大生です。
主な経歴としては、東工大オープン全学院中一位や、東工大に全学院の首席で合格したことがあります。

私は受験生時代、首席合格を目指して勉強していました。
この記事は、そんな私の合格体験記です。
東工大志望の受験生には、勉強法など、とても有益な内容になっています。
それ以外の方にも、エンタメとして楽しんでいただける内容になっています。
ぜひ最後まで読んでいただきたいです。

本文

 まず、東工大を志望した理由は、東大の進振りが嫌だったなど、いろいろありますが、全部あと付けの理由であって、一番の理由は、小学生の時から、東工大に家が近かったために、東工大へのあこがれがあったことだと思います。
学校の課題以外に受験勉強を始めたのは高2にちょうどなったくらいの時でした。
この頃の僕は、『入試数学の掌握』という参考書にあこがれがあり、この本をできるようになるために、数Ⅲのフォーカスゴールドを数学科から借りてやっていました。
受験勉強をしているというよりも趣味に近かったです。
今思うと、効率の良い勉強とは言えませんが、勉強習慣がついたのには大きな価値があったと思います。
高2の夏までは数学だけをやり、夏からは、苦手だった英語を克服するために、英語をメインに勉強を始めました。
英語は本当にできなかったので、初めのころはひたすら単語帳をやっていました。
そこから文法を少しやり、東工大は英文和訳の配点が大きかったので、英文解釈を三冊ほどやりました。
英文解釈はパズル的な部分があり、初めて英語が面白いと思いました。
英語が嫌いな人は、英文解釈からやってみると、英語嫌いを克服できるかもしれません。
高2の冬に入って、物理と化学の勉強を始め、高2の2月にある東工大近日模試までに、全範囲教科書レベルを終わらせました。
いざ迎えた近日模試では、自信のあった数学で思うように点が取れず、数学の点数の不安定さを実感しました。
そのため、それから高3の夏まで、数学の勉強を学校の課題以外すべてやめ、英語、物理、化学にすべての時間を投下しました。
結果として数学の点はほとんど伸びませんでしたが、苦手だった英語は足を引っ張らない程度に、物理、化学は数学を超える自分の武器になっていました。
そして、夏休みが終わると封印していた数学の勉強を復活させるわけですが、このころには、合格点を余裕をもってとれるようになっていて、合格確率を上げるために、取りうる点数の期待値を上げる勉強(新たな難しいことに手を出すなど)ではなく、取りうる点数の最低点をあげる勉強(すでにできる問題をミスる確率を少しでも下げるべく、くり返し解く)だけをやっていました。
合格確率を上げるにはこの勉強は最適であった思いますが、わかる問題を繰り返すので、とてもつまらなかったです。
そのため、新たな高い目標である、主席合格を目指して勉強することにしました。
東工大の主席の合格点は、例年、650/750程度なのですが、その点数が取れるように、自分の才能と向き合いつつ、全ての問題に自分が努力したら取れそうな点数の期待値を設定しました。
その点数を取るには、難しい問題を解けるようにすることと、ミスをなくすことが必要でした。
前者については、解いた問題から多くの問題に通じる抽象的な考え方を抽出することを意識しました。
それは、問題セットによる点数のブレを減らす効果もありました。
初見でその問題に当たったとき、どう考えればその答えに至るかを考えると、抽象化しやすいと思います。
後者については、思考のギアを下げることと、脳のメモリーの使い方を意識しました。
思考のギアを下げるとは、短い時間で解ける問題でも、あえて解く速度を落とし、ミスの確率を下げることです。
例えば、三桁の足し算は暗算で出せますが、筆算をした後、暗算と九去法で検算する、みたいなかんじです。
脳のメモリーの使い方というのは、問題用紙に考えていることを書いて、脳で同時に考える量を減らすというものです。
脳内で一手で進める量を減らすといった方がわかりやすいかもしれません。
理系科目の難しい問題では特に大切だと思います。
結果は主席をとれたかはわかりませんが、入学式で新入生総代のあいさつをさせていただけることになりました。 
 最後に伝えたいことは、受験生のほとんどは、一年間ずっと高いモチベーションを保てないことです。
だからこそ、高すぎず低すぎないモチベーションを一年間保てると、他の受験生に差をつけられますよ。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に少しだけ私の塾の宣伝をさせてください。

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