大学受験は独学で行ける?東工大首席の塾講師が解説!
「独学で勉強したいけど、自分にできるか不安。」
「大学受験に向けて、塾には行った方がいいのかな?」
この記事はそんな方へ向けて、独学のメリット・デメリットなどを通して、あなたが独学するべきかを解説しています。
はじめまして。
私は科学大塾で塾長をしている、現役東工大生です。
主な経歴としては、塾に通わず完全独学で、東工大オープン全学院中一位や、東工大に全学院の首席で合格したことがあります。
独学で大学受験をしたのちに、塾講師をしてきた経験を通してわかった知見を、共有できればと思います。
※この記事での独学の定義は、塾に通わず参考書などの教材を用いて、自分で学習計画を立て学習を進めることとします。
目次
独学のメリット・デメリット
これを読んでくれているあなたは、独学をしたいと思って読んでくれているのでしょうか?
独学をしたいかは、まだ決まっていないあなたはもちろんのこと、独学をしたくて読んでくれているあなたは、本当に自分が独学をしたいのかを確かめるために、まずは独学のメリット・デメリットを確認していきましょう。
メリットとデメリットは、コインの表と裏のように、表裏一体の関係にあります。
そのため、まずは独学の特徴を中立的な立場で確認したのち、メリットとデメリットとしてとらえるとどうなるかを確認していきます。
独学の特徴
まずは、中立的な立場で、独学の特徴を解説していきます。
- 自分で学習計画を立てる。
- 授業がないので、学習に時間的、空間的な拘束を受けない。
- どの学習事項に、どの程度力をかけるかを、自分で選ぶ。
一つずつ、詳しく説明していきます。
「1.自分で学習計画を立てる。」については、学習計画を立てずにうまく学習を進めることはほとんど無理なので、独学をするなら必然的に自分で学習計画を立てることになります。
「2.授業がないので、学習に時間的、空間的な拘束を受けない。」については、塾に通っている場合は、授業を受けるために教室に特定の時間に行く必要があり、時間的、空間的な拘束を受けます。
一方、独学の場合は、そもそも授業がないので、いつどこで学習をしようが、本人の自由です。
「3.どの学習事項に、どの程度力をかけるかを、自分で選ぶ。」については、塾に通っている場合は、授業内容は先生が決めるため、基本的には、自分がすでに分かっている内容、わかっていない内容にかかわらず、網羅的に授業を聞く必要があります。
一方、独学の場合は、どの内容にどのくらい力をかけるか、自分で選ぶことになります。
参考書を用いるときは、どの部分にどのくらい時間をかけて読むかを変えられます。
動画教材の場合は、再生速度や何回見直すかを内容によって調整できます。
「どの学習事項に、どの程度力をかけるかを、自分で選べる」ではなく、「選ぶ」と書いた理由は、参考書であれば緩急をつけずに読む、動画教材であれば、全部同じ速度で同じ回数視聴するのは、何も考えていなかったとしても、何も考えないということを選択しているからです。
独学は、何にも縛られず限りなく自由である一方、盲目的に考えずにしていることすら、自分で選択しているという自覚が必要だと思います。
もしかすると、独学の特徴として、教材の質の低さを上げる方がいるかもしれません。
しかし、近年、市販の教材のクオリティーが非常に高くなっており、大手予備校の教材と、本屋に並んでいる参考書や、ネット上にある動画教材には、ほとんど質の差はないと思います。
ただし、市販の教材を使う場合は、質の低いものも多く存在するので、良質な教材を自分自身で見分ける必要があります。
独学のメリット
次に、メリットの立場で、独学の特徴を説明していきます。
以下に挙げる、それぞれのメリットは、同じ番号の先述した独学の特徴に対応しています。
- 自分で自分の好きな学習計画を立てられる。
- 自分の好きな時間、場所で、学習ができる。
- 分かっている箇所はとばして、わからない部分を重点的に学習することで、効率的な学習ができる。
「1.自分で自分の好きな学習計画を立てられる。」については、数学に対するモチベーションの高い時期には、数学を重点的に学習したり、高校の定期考査に合わせるなど、柔軟性の高い学習計画を立てることができます。
「2.自分の好きな時間、場所で、学習ができる。」については、説明不要でしょう。
私が独学で大学受験をしていた時の体験談としては、休日に朝遅くまで寝ていられる上に、家から出なくてよいのが、とても魅力に感じました。
「3.分かっている箇所はとばして、わからない部分を重点的に学習することで、効率的な学習ができる。」については、参考書を読んだり、動画教材を見たりするときの、速度と回数を自分の理解度によって調整できるので、分からないことに無駄に時間を使う必要がありません。
また、教材を学習する速度と回数を変えるだけではなく、インターネットや他の教材、今だとAIなどに、分からないことをその都度質問することもできます。
塾で授業を受けている場合、授業中にわからない箇所を調べるというのは、授業が先生のペースで進んでしまい、なかなか難しいと思います。
独学のデメリット
次に、デメリットの立場で、独学の特徴を説明していきます。
以下に挙げる、それぞれのデメリットは、同じ番号の先述した独学の特徴に対応しています。
- 自分の学習状況を自己診断して、自分で学習計画を立てる必要がある。
- 外圧によって、強制的に学習できる環境がない。
- 自分から能動的に、分からない箇所を深く学習する必要がある。
「1.自分の学習状況を自己診断して、自分で学習計画を立てる必要がある。」については、自分以外に学習計画を立てる人がいないので、嫌でも自分が学習計画を立てる必要があります。
学習計画を立てる際に、インターネット上などで公開されている、参考書ルートなどを参考にすることもできます。
しかし、学習計画は立てたら終わりではありません。
インターネット上などで公開されている学習計画通りにやって、成績が順調に伸び続け合格まで行けることはほとんど不可能で、たいていの場合、自分の学習状況に合わせて、学習計画の修正が必要になってきます。
また、効率的な学習をするためには、他人の学習計画を真似するよりも、自分に合わせたオンリーワンの学習計画を作る方が、はるかに効果的です。
このように、独学をするには、自分で学習計画を管理する力が必要なのですが、自分で学習計画を管理するためには、自分の学習状況を自己診断する必要があります。
具体的には、自分に今足りていない力は何か、なぜ学習がうまくいかなかったのか、などに自分で気が付く必要があります。
「2.外圧によって、強制的に学習できる環境がない。」については、塾に通っている場合は、授業時間は強制的に学習することができます。
一方、独学の場合、自分から能動的に学習しない限り、全く勉強しなくなってしまいます。
「3.自分から能動的に、分からない箇所を深く学習する必要がある。」については、塾に通っている場合は、分からないところも分かるところも、網羅的に授業で先生が、詳しく解説をしてくれます。
そのため、塾に通っている場合は、すべての授業にしっかりと出席して、寝ずに授業を聞いていれば、自然と網羅的な理解が得られます。
一方、独学の場合は、参考書や動画教材の説明の粒度が塾の授業に比べあらかったり、網羅性が低い場合が多く、分からないことを自分から能動的に調べに行く必要があります。
これについてより厳密に書くと、説明の粒度が細かく、網羅性の高い参考書も多く存在しますが、そういった参考書を必要に応じて選ぶ必要があるという時点で、分からないことを自分から能動的に調べに行く必要があるといえるでしょう。
独学に向いている人・いない人
ここまでで議論してきた、独学のメリット・デメリットを踏まえて、独学に向いている人・向いていない人の特徴をまとめていきます。
以下に分かりやすくまとめますが、基本的には、独学のメリットを強く受けられる人が向いていて、デメリットを強く受けてしまう人が向いていないと考えてください。
独学に向いている人
- 自分の自由に学習したい人。
- 強制されなくても、自分で勉強時間を確保できる、自己管理能力のある人。
- 自分で自己診断をして、適切な学習計画を立てられる人。
- わからないことを調べるなどして、自発的に知識を深められる人。
独学に向いていない人
- 授業など、強制的に学習する環境が欲しい人。
- 勉強すべきことを、なるべく指示してほしい。
- 上記の独学に向いている人の、2~4の条件を満たしている自信のない人。
独学をするべきか?
独学のメリット・デメリットと、独学に向いている人・向いていない人を説明してきました。
ここまでの内容をまとめると、独学は自分の好きに学習ができる上に、効率的な学習ができる一方、独学をするために求められる能力が多く、実践する難易度が高くなっています。
この説明を読んで、独学をやりきれる自信をもって、「独学するぞ!」という気持ちになったあなたは、ぜひ独学で大学受験に臨んでみてください。
しかし、これを読んでいる多くのあなたが、独学をやりきれる自信をもって、「独学するぞ!」とは、なっていないと思います。
でも、独学は私には関係ないと思うのは、まだ早いです。
ここまで、完全に独学をするか、それとも全く独学をしないかという、二項対立的な議論をしてきました。
極端なものどうしを比べる、二項対立的な議論は、理解しやすいため、二項対立的な構成にしています。
しかし、儒教に中庸という言葉がありますが、こういった二項対立的な議論において、多くの人にとっての最適解は、中間的なバランスをとったものになるはずです。
今回の場合は、完全独学と全く独学をしない中間として、塾に通いつつ、独学のように勉強を進めることが、最適解の可能性が高いです。
実際に、大手予備校の東大などの難関大に合格する生徒の多くが、塾の授業を受動的に受けるだけではなく、自分で考えて、塾の内容だけでは足りない部分を補うなど、独学のようなことをしています。
あなたの身近にいる優秀な人も、塾に通っているか否かにかかわらず、必ず自分で考えて、独学的な側面を持った学習をしているはずです。
塾の先生が、あなたのことを完全に把握して、サポートするのは不可能なため、難関大を目指すうえでは、自分で考えて学習する独学的な側面は、ほとんど必須です。
大手予備校の東大などの難関大に合格するような生徒は、塾を活用することで、独学する部分を必要最低限にして、独学のデメリットを抑えているといえるでしょう。
大手予備校に通っている、これから通うあなたは、受動的に言われたことをやるだけで、独学を完全にしないのではなく、自分で考えて学習することを意識してみてください。
先ほど紹介した、大手予備校に通いながら、必要に応じて自分で考えて独学的な学習をするのは、完全独学と全く独学をしない中間のなかでも、全く独学をしない寄りの方法です。
次は、完全独学と全く独学をしない中間のなかでも、完全独学寄りの方法を紹介します。
完全独学寄りの方法は、独学をサポートしてくれる塾に通うことです。
大手予備校に通いながら、必要に応じて自分で考えて独学的な学習をするよりも、学習計画の自由度が高く、あなたによりフィットした学習計画が立てられたり、授業に拘束される時間が短い分、より効率的な学習ができるなど、より独学のメリットを受けることができます。
一方、大手予備校に通いながら、必要に応じて自分で考えて独学的な学習をするよりも、自分で勉強時間を確保する自己管理能力が要求されるなど、独学のデメリットがより顕在化してしまいます。
しかし、独学をサポートしてくれる塾の多くが、独学のデメリットを抑えることに重きを置いているため、完全独学に比べはるかに多くの人にとって、独学をサポートしてくれる塾は最適な選択になるはずです。
当塾は、上記の”独学をサポートしてくれる塾”にあたります。
当塾では、東工大に首席合格した私(塾長)が、生徒一人一人から要望を聞いて、生徒と一緒に学習計画をたてています。
そのため、生徒の要望を最大限かなえつつ、効果的な学習計画を立てることができます。
このように、当塾は”独学をサポートしてくれる塾”の中でも、独学のデメリットを抑えつつ、独学のメリットをより強く受けられるようにしています。
なるべく自分の自由に学習をしたいが、一人で完全独学は不安なあなたに、特におすすめです。
当塾(科学大塾)は、東京科学大理工学系(旧 東工大)志望専門とはなってしまいますが、興味を持っていただけた方は、ぜひ下記リンクから詳細をご確認ください。
長文になりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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