E判定から科学大(旧 東工大)合格! 現役科学大生塾講師の独学合格体験記
こんにちは。
私は東京科学大専門オンライン個別指導:科学大塾で講師をしている、現役科学大(旧 東工大)生です。
この記事では、私の初稿ということもあり自己紹介を兼ねて私の合格体験記のようなものを書かせていただきます。
私自身はタイトルにもある通り独学で大学受験を乗り越えましたが、独学で進めるべきか迷った方はこちらのブログも併せて参考にしてみてください。
はじめに
このブログを読んでいる方の中には、「独学で行けるとは言ってるけど、どうせ最初から成績良かったんじゃないの?」「独学に興味はあるけど、模試の成績が悪いから独学では厳しそう」と思っている方も少なからずいるのではないでしょうか。
しかし、私は受験の約1年前に行われた同日模試(実際には同日ではなく3月の第1週でしたが)では第一志望の学院でE判定だったものの、そこから独学で勉強を進め現役で第一志望の学院に合格することができました。
本稿では、各教科で使った参考書や当時私が考えていた戦略を本番の入試の点数と併せて簡単に紹介したいと思います。
なお、この記事では以降大学名は東工大という呼称とさせていただきます。
(私が受けた時はまだ東工大だったというのと、旧医科歯科である医歯学系と旧東工大である理工学系では問題が全く異なるため、わかりやすさの観点から判断しました。)
英語
入試の点数:96
私は英語が一番苦手かつ一番嫌いな教科だったため、最低限取れる問題だけとって、残りの部分は他の教科で補うという戦略を取りました。
単語帳はLEAPを使い、それ以外の単語帳や熟語帳は使っていません。
英文解釈は基礎英文解釈の技術100だけ解きました。
汎用的な英語の学習というよりは、入試問題の英語という教科で点を取る勉強法をとったので、自然科学など理系に関する英文ニュースを読んで内容把握問題対策をするなどの勉強が活きたのではないかと思います。
過去問は5年分を共通テスト明けに解き、それに加えて駿台実戦の過去問を友人から譲ってもらったためそれも同じ時期に解きました。
個人的な印象ですが、英文和訳および和文英訳の採点はかなり緩いと感じました。
数学
入試の点数:215
網羅型問題集としては学校で配られたFocusGoldを使用し、それ以降は高校の授業で使用していたスタンダード数学演習1A2B とオリジナルスタンダード数学演習3Cを解いていました。
11月のオープンに向けて過去問の25ヵ年を一周しましたが、オープンの出来が悪かったため12月からは理系数学入試の核心(難関大編)と上級問題精講にも取り組みました。
12月まで手を出していなかった理由はとても単純で、私が本番の問題を舐めていたからです。
もう少し正確に言えば、自らの数学に対する才能を過剰評価していて、勝手にもう大丈夫だろうと思い込んでしまっていました。
根拠のない自信は入試の直前には非常に重要で、本番の出来はその時の精神面に非常に大きな影響を及ぼし得ますが、そうではない時のそれはとても危険なものなので自分が得意としている教科はなんなのか、それは客観的事実による根拠があるのかどうかをしっかり確認するようにしてみてください。
また、直前期には東大数学の過去問も解いていました。
もちろん東工大数学の過去問が最優先ではありますが、3周もすれば流石に問題を覚えてしまうので、直前期で解く問題がなくなった人には個人的にはおすすめできます。
傾向は確かに異なる部分もありますが、単純な問題の質という点では日本最高峰ですし、問題の難易度も東工大の平均より1段階程度上の問題が多いので、解きごたえがあります。(東大受験生はそれを150分6問で解いているので頭が上がりませんが)
解く場合は1年分セットとして時間を測って解くというよりは、問題集的な使い方をすることをお勧めします。
個人の目標としては7割を狙っていたので目標通りではあるのですが、私の年は易化傾向にあったのと、大問1の(2)で痛恨の問題設定勘違いを犯してしまったこともあり、もう少し高い点が取りたかったなという気持ちもあります。
物理
入試の点数:68
基礎の部分を学ぶ参考書としては、物理のエッセンスを使用しました。
インターネット、とりわけSNSではこの参考書に対してなかなか辛辣な意見が呈されているのも散見しますが、個人的にはそこまで悪く言われるような内容ではないと思っています。しかし、物理が物理基礎の段階から苦手だという人には少々厳しい面があるということは事実だと思うので、これを読んでエッセンスを使うか迷った人は是非書店に足を運んで実際に自分に合いそうか確かめてみるのが一番良いと思います。
問題集としては重要問題集と名問の森を解きました。
一般的な認識として名問の森≧重要問題集という認識が(少なくとも受験生当時の私が調べた限りでは)あると思いますが、私がどちらも取り組んでみた感想としては名問の森≒重要問題集です。
時間があれば演習量を増やすという点で名問の森に取り組むのは悪いことではないと思いますが、基本的に重要問題集が終われば過去問に入って良いと思います。
過去問演習の出来はよく、悪くても100点でワンチャン9割まで狙えるなというのが個人的な感触でした。
入試の点数が低いのは、急に問題が難化したためです。
特に力学が難しかったですが、全体の難易度としても近年ではトップクラスで、会場の教室で試験時間中ペンの音が他の教科と比べて明確に静かだったことを今でも覚えています。
最近は2020年以前と比べて難しい出題が続いているので、古い年度の過去問を解いて点が良くても油断しないようにした方が良いと思います。
化学
入試の点数:81
使った参考書は講義系のものとしてDoの3冊、問題集は重要問題集をひたすら解いていました。
化学は英語と同様目標点数を低めに設定していたので、あまり力を入れていませんでした。
過去問は2010年代前半まで遡ると最近の傾向よりかなり難しい問題になってくるため、2014年以降(正確な数字は覚えていないですが、大体このくらいから解きはじめたと思います)の問題だけやりました。
計算問題や構造決定には自信があったのですが、個人的に暗記の勉強があまりにもつまらなさすぎてサボったため、このような点数になったのかなと思っています。
過去問演習でも低い時はこのくらいの点数だったので、標準的な難易度の計算問題さえ落とさなければ、重問だけでも5割を切ることはないと思います。
ただ、本番で何が起こるかわからないので、これを読んでいる受験生はぜひしっかりと知識の勉強もするようにしましょう。
模試
模試は3月の東工大同日模試、7月の東工大本番レベル模試、11月の東工大オープンを受験しました。
それぞれ判定はE,C,Bでした。
10月か11月には東工大本番レベル模試の第二回も開催されていたのですが、数学の難易度があまりにも本番と乖離していると感じたこと、また同じタイミングでより多くの受験生が受験するオープン模試があったことを理由に受験しませんでした。
ただ、東工大形式の問題を丸々1セット解く機会はあまりないので、よほどの理由がない限りは受験した方が良かったのではないかと今では考えています。
また、3月に受けた同日模試については私は数3CがFocusGoldの例題を一周した程度で物理と化学に関しては基礎の範囲しか終わっていなかったので、試験時間中はとても暇でした。
共通テストよりは2次試験の方が過去問は豊富ですが、解ける実力がついていない場合はただ貴重な過去問を1年分、それも最新のものを潰してしまう行為になりかねないので受けないという選択肢も大いにあると感じました。
最後に
私自身はこれまでの文章を読んで下さった方なら分かるように、自分がやりたくない勉強をできるだけ避けて合格できるように戦略を立てました。
このような少々極端な戦略を取れたことは、自分の使える時間を思い通りに配分できるという独学の有利な側面を表す、具体的な例になっていると思います。
私の合格までの道のりに100%の再現性があるとはもちろん言えませんが、E判定からでも1年あれば十分独学で合格することができるという1つのサンプルとしてどこか些細な点でも受験生の皆さんの参考になれば嬉しいです。

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